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ひまわり便り
歯と歯の隙間の掃除の仕方
🦷 歯と歯の隙間の掃除の仕方(詳しく解説)
1. なぜ歯間清掃が必要なのか?
歯と歯の隙間(歯間部)は、歯ブラシでは届きにくい場所です。食べかすや歯垢(プラーク)がたまりやすく、放置すると虫歯や歯周病の原因になります。実際、歯の表面に付着した汚れの約40%は、歯ブラシだけでは落としきれないと言われています。
これを補うためには、歯間ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)の使用が欠かせません。
2. 使用する道具とその違い
▶ デンタルフロス(糸ようじ)
主に若い人や歯と歯の隙間が狭い人向け。
糸を歯間に通して、歯の横面のプラークをこすり取ります。
手巻きタイプとホルダータイプがあります。
▶ 歯間ブラシ
歯と歯の隙間が広めの方や、歯周病が進行している方におすすめ。
小さなブラシを歯間に入れて、歯垢を除去します。
サイズが複数あるので、自分に合ったものを選ぶことが重要。
▶ ワンタフトブラシ(補助的)
歯並びが悪い部分や奥歯の裏側など、磨き残しやすい箇所をピンポイントで清掃します。
3. 正しいフロスの使い方(手巻きタイプ)
約40cm程度の糸をカットし、中指に2~3回巻きつけます。間に10cmほどの糸を残しておきます。
両手の親指と人差し指でフロスをピンと張り、歯間にそっと挿入します。
歯の側面に沿わせるようにC字型にして、上下に2〜3回やさしく動かします。
汚れが取れたら、次の歯間に進み、清潔な部分で同様に行います。
全ての歯間を終えたらフロスは捨てます(使い捨てです)。
※ 無理に押し込むと歯ぐきを傷つけるので、優しく行うのがコツです。
4. 正しい歯間ブラシの使い方
適切なサイズを選ぶ(歯科医に相談すると確実)。
ブラシを水で濡らしてから、歯と歯の間にまっすぐゆっくり挿入。
1~2回前後にやさしく動かして汚れを取ります。
奥歯には柄が曲がるタイプが便利。
使用後はブラシを水洗いして清潔に保ち、1〜2週間で交換が目安です。
※ 無理に入れようとすると歯茎を傷つけることがあるため、スムーズに入らない場合はサイズが合っていない可能性があります。
5. ケアのタイミングと頻度
1日1回、夜の歯磨き後が最も効果的です。
朝や昼にできれば理想ですが、夜だけでも継続が大切。
歯磨きの「前」に使うと歯垢除去率が上がるという研究もあります。
6. 歯間ケアの注意点
出血がある場合は、歯周病の初期症状の可能性がありますが、最初の数日はよくある反応です。
1週間以上続くようなら歯科受診をおすすめします。
無理な力をかけず、優しく丁寧に使いましょう。
7. まとめ
歯と歯の間の掃除は、歯ブラシだけでは不十分です。デンタルフロスや歯間ブラシを取り入れることで、虫歯・歯周病・口臭の予防に大きく貢献します。最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、習慣にするとすぐに慣れます。
特に30代以降の人にとっては、歯を長く保つための大切な習慣です。「磨いている」ではなく「磨けている」かを意識して、今日から実践してみましょう。
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