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ひまわり便り
むし歯について
歯の構造
歯は複雑な構造をもっており、以下の部分で構成されています。
1、エナメル質:歯の表面を覆う硬い組織で、最も硬い部分です。
2、象牙質:エナメル質の下に位置し、硬さはあるもののエナメル質よりも柔らかい組織です。
3、歯髄:象牙質の中心に位置する組織で、歯の神経や血管が含まれています。むし歯や外傷などで感染すると痛みを引き起こすことがあります。
4、セメント質:歯根を覆う組織で、エナメル質や象牙質に比べて柔らかいです。歯根を歯茎に固定する役割を果たします。
5、歯根:歯茎の下に位置する部分で、歯を支える役割を果たしています。
歯はこれらの組織が複雑に組み合わさることで形成されており、それぞれの部分が異なる役割を担っています。
むし歯の段階
1、初期段階:歯の表面のエナメル質が酸によって脱灰し、白い斑点が現れることがあります。
2、脱灰進行段階:エナメル質の脱灰が進行し、歯の表面にくぼみや小さな穴ができることがあります。
3、小さいむし歯:脱灰が進行して歯の組織が破壊され、小さな穴がむし歯として知られる状態となります。
4、大きいむし歯:むし歯が歯の内部に進行し、神経に影響を及ぼす可能性があります。
5、根のむし歯:歯茎が引いてしまい、歯の根が露出してむし歯が進行することがあります。
むし歯の治療
1、詰め物(レジン、インレー):むし歯が初期段階や軽度の場合、むし歯を取り除き、空いた部分を詰め物で埋めます。詰め物がエナメル質や象牙質の代わりとなって、咬合や噛む力に耐えるようにします。
2、被せ物(クラウン):むし歯が進行して帆の構造が弱くなったり大きな部分が欠損した場合、歯の上部を覆う被せ物を使用します。これにより歯の強度が回復し、外観も改善されます。
3、根管治療:むし歯が歯の神経に達して感染や炎症を引き起こす場合、根管治療が行われることがあります。これにより神経組織を取り除き、根管内を清掃・充填して感染の拡散を防ぎます。
4、抜歯:むし歯が重度で歯の構造が回復困難な場合、歯を抜くことが考慮されることがあります。ただし、可能な限り歯を保存することが歯科治療の主要な目標です。
5、歯周治療:むし歯が歯茎が影響を及ぼし、歯周病と関連している場合、歯周治療が行われることがあります。歯茎の健康を回復、歯を支える組織を保護します。
歯の健康を保つためには、適切な歯みがきや定期的な歯科検診が大切です。